2016年3月28日月曜日

モノグラフワンについて

今回は、トンボ鉛筆のモノグラフワンについて書きます。

まず「MONO」についてですが、これはトンボ鉛筆のブランドで、青・白・黒のデザインの消しゴムが有名です。

「MONO」は元々同社の鉛筆につけられた名称で、1967年にMONO鉛筆1ダースに消しゴムをつけて販売したのがMONO消しゴムの前身のようです。

1969年に青・白・黒のスリーブケース入りのMONO消しゴムとして販売されるようになりました。(当時のデザインは今のものと少し違ったようです。)

2007年にホルダー型の消しゴム、「モノワン」、「モノゼロ」がリリースされましたが、それらのデザインにも青・白・黒のカラーリングが採用されました。

これ以降、青・白・黒のカラーリングの新商品が拡充されていき、2014年には修正テープの「モノノート」、消しゴム付シャープペン「モノグラフ」がリリースされました。

今回ご紹介する「モノグラフワン」は、モノグラフより3割程安く、モノグラフより太い、モノワン用の消しゴムが使用できるものとして、2015年10月にリリースされております。同時にシャープペンの芯もラインナップされました。



上から「モノワン」、「モノグラフワン」、「モノグラフ」

モノワン用の消しゴムの替え3種。モノグラフワンにも使えます。

青・白・黒のデザインが映えるMONOシリーズの消しゴム(および消しゴム搭載シャープペン)

消しゴムを出したところ

先に販売されたモノグラフは従来の製図ペンのような使い心地にもかかわらず、きちんと使える消しゴムが内蔵されており、価格も手ごろで気に入っていたのですが、今回販売されたモノグラフワンは、低価格化の影響でペン先の金属部分が少なくなったこと、消しゴムの大型化により軸が太くなったこと、モノグラフと異なるサイドノック式が採用されたことなど、モノグラフユーザーがモノグラフワンを使うときに不満を感じる部分がありそうです。(メーカーはモノグラフユーザーが下位のモノグラフワンに乗り換える事をあまり想定していないかもしれません。)

以上のような理由から、モノグラフワンに興味を持った方は、モノグラフと比較検討をした方が良いと思います(私はモノグラフをお勧めします)。モノグラフは少し高いと言っても、製図ペンの安価なクラス(500円程度)と比べ、安くお買い得で、十分満足できる商品だと思います。

太さの比較。上から
モノグラフワン(トンボ鉛筆)
モノグラフ(トンボ鉛筆)
グラフギア500(ぺんてる)
クルトガローレットモデル(三菱鉛筆)
ステッドラー925(ステッドラー)

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